ニュース 政治 作成日:2024年2月29日_記事番号:T00113976
台湾有事中国福建省アモイ市に近い台湾の離島、金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で今月14日に漁を行っていた中国籍漁船が、台湾の海洋委員会海巡署の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件に絡み、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮・報道官は28日、海洋委員会の管碧玲・主任委員を名指しし、真相を隠して責任を逃れようとしていると批判した。被害者に対し一言も謝罪しないばかりか、事後処理を妨害しており、極めて冷酷だと非難した。これに対し台湾の大陸委員会(陸委会)は、台湾側の担当機関は遺族らに誠意を持って対応しており、中国側の指摘は事実をねじ曲げていると反論した。29日付聯合報などが報じた。
国台弁の朱・報道官は28日、民進党当局は事件発生から半月たっても謝罪がなく、うそで真実を隠し、責任逃れしようとしていると主張した(28日=中央社)
国台弁が事件直後から台湾側の対応を批判していることに対し、台湾の安全保障当局者は、武力攻撃と判断するのが難しいいわゆる「グレーゾーン」作戦の一環との見方を示した。台湾側に対する謝罪要求について、同海域における台湾の法の執行権を認めないことを意味すると指摘した。
事件発生後、中国で海上警備を担う海警局は金門周辺海域の巡視活動を常態化させており、28日には巡視艇11隻を出動させ、うち2隻が金門の禁止・制限水域に侵入した。
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