ニュース 政治 作成日：2024年3月4日_記事番号：T00114033
台湾有事国防部は4日、4日午前6時までの24時間に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ16機、中国艦艇7隻を確認し、うち軍機10機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、東部や南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したのを確認したと発表した。中国の気球は確認しなかった。
1日の中国軍機と気球の飛行経路（国防部リリース）
国防部は2～3日、台湾周辺の空海域で1日、2日に、中国軍機をそれぞれ延べ9機、21機、中国艦艇を8隻、6隻確認した。台湾海峡の中間線を越えたり、防空識別圏に侵入したりした軍機は1日に4機、2日に10機確認した。
1日には中国の気球8機が台湾海峡の中間線を越え、台湾の北西～北部、基隆市から64～113カイリ（約118～209キロメートル）の海上を飛行した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計8100機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2968機となった。
気球は1月1日以降、断続的に飛来を確認しており、累計91機だった。
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