ニュース 政治 作成日:2024年3月6日_記事番号:T00114083
台湾有事日本の防衛庁官房長や内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)などを歴任した元防衛官僚、柳澤協二氏(77歳)が5日、台北市内で開かれたフォーラムで講演し、中台間で戦争が発生した場合、日本が台湾の防衛に協力すれば、重大な損失を受ける可能性があり、台湾は日本の協力に期待すべきではないとの認識を示した。6日付聯合報が報じた。
柳沢氏は5日、日本から見た台湾海峡有事のテーマで講演した(5日=中央社)
柳澤氏は、台湾有事が起きて米国が台湾防衛のために参戦すれば、日本の基地を使用する必要が生じると指摘した。日本が受け入れれば、中国から報復としてミサイル攻撃を受けることになり、受け入れなければ日米同盟に背くことになると述べ、日本はこのような最悪の選択を迫られる状況を避けなければならないとの考えを示した。
実際に戦争が発生すれば、日本は友好関係に基づき、台湾防衛のため出兵するかとの問いに対し、柳澤氏は、日本国民の間に協力すべきとの感情は広く存在しているが、実際の協力を期待できるかどうかは別の話だと指摘した。
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