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《台湾有事》金門沖の中国漁船転覆死事件、泉州市長「憤慨している」/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年3月7日_記事番号:T00114108

台湾有事

《台湾有事》金門沖の中国漁船転覆死事件、泉州市長「憤慨している」/台湾

 中国福建省アモイ市および泉州市に近い台湾の離島、金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で漁を行っていた中国の漁船が、台湾の海洋委員会(海委会)海巡署の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件を巡る中台間の和解交渉が決裂したことを受け、泉州市の蔡戦勝・市長は6日、大陸(中国)側は一貫して「両岸一家親(中台は一つの家族)」の理念に基づき、台湾の漁業従事者のために便宜を図ってきたが、台湾は中国の漁業従事者に暴力を加え、生命と財産の安全を無視したと非難し、「極めて憤慨している」と語った。7日付中国時報などが報じた。

/date/2024/03/07/171kinmon_2.jpg朱・主席は6日、民進党は一体、問題を作り出したいのか、解決したいのかと疑問を呈した(6日=中央社) 

 野党国民党の朱立倫・主席は同日、最近、金門海域で緊張が高まっているが、両岸(中台)が思いやりをもって人道的な立場で対話、協力を図らなければいかなる問題も解決せず、悪意のスパイラルが形成されるとの認識を示した。

 朱・主席は、夏立言・国民党副主席が先日、中国を訪問して中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の宋濤・主任と会談したことについて、中台双方の敵意を和らげ、事件に対する哀悼の意を示そうとしたと説明した。

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