ニュース 政治 作成日:2024年2月22日_記事番号:T00113880
台湾有事中国福建省福州市に近い台湾の離島、馬祖列島(連江県)沖で21日午後、中国で海上警備を担う海警局の巡視船など3隻が航行しているのが確認された。22日付聯合報が報じた。
今月14日、金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で漁を行っていた中国籍漁船が、台湾の海洋委員会海巡署の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した。海警局は、同海域の巡視活動を強化し、台湾の観光船に立ち入り調査を行うなど、中台間で緊張が高まっている。
王鴻薇・立法委員(国民党)は、21日に馬祖列島の禁止・制限水域に中国当局船2隻が侵入したとの情報を得て確認したところ、海洋委員会が認めたと指摘した。海巡署関係者は、確かに海警局の2隻が馬祖列島の禁止・制限水域の外側を航行したが、離島周辺では普段から中国船が活動していると説明した。
金門沖で死亡した中国漁船の船員2人の家族は、20日に金門入りした。遺体に多数の傷があり、死因に疑問が残るとして、火葬を断った。台湾の検察は、検死の際に確認されたのは擦り傷2カ所だけで、致命傷ではなく、死因は溺死と推測した。
海巡署の許静芝・副署長(右2)は21日、金門県で行われた中国漁船転覆で死亡した2人の葬儀に出向いた(21日=中央社)
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