ニュース 政治 作成日:2024年2月20日_記事番号:T00113828
台湾有事国防部は19日、午後4時ごろから中国軍の戦闘機「殲10(J10)」など延べ17機が台湾周辺の空海域で活動し、うち軍機11機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、台湾の北部、中部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと発表した。
19日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は20日、20日午前6時までの24時間に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ24機、中国艦艇を8隻確認し、うち軍機11機が台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、南西の防空識別圏に侵入したと発表した。中国の気球は確認しなかった。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計8000機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2911機となった。気球は1月1日以降、断続的に飛来を確認しており、累計81機となった。
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