ニュース 政治 作成日:2024年2月19日_記事番号:T00113805
台湾有事国防部は18~19日、台湾周辺の空海域で17日、18日に、中国軍機をそれぞれ延べ7機、7機、中国艦艇を5隻、7隻確認し、うち中国軍機1機が、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越え、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したことを確認したと発表した。17日には、中国の気球2機が、台湾海峡の中間線を越え、基隆市の北西の海上を飛行したのを確認した。
17日の中国軍機と気球の飛行経路(国防部リリースより)
消息筋がメディアに対し、最近の気球の一部は中国の艦艇から発射されたと語ったことについて国防部は18日、そのような事実はないと否定した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計7900機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2900機となった。気球は1月1日以降、断続的に飛来を確認しており、累計81機となった。
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