ニュース 政治 作成日:2024年3月25日_記事番号:T00114422
台湾有事中国福建省アモイ市に近い離島、金門県沖で今月17日に行方不明となった台湾人の釣り人2人が、中国当局の船に18日早朝に発見され、救助された事故で、うち1人の身柄が23日正午ごろ、金門沖の海域で台湾側に引き渡された。現役軍人と判明したもう1人は依然、中国当局による留置が続いている。所属先の台湾陸軍金門防衛指揮部は、人道的精神に基づき、速やかに帰還できるよう、関連機関と調整していると説明した。24日付聯合報が報じた。
金門に到着した釣り人は23日、迎えにきた母親と涙を流しながら抱き合った(23日=中央社)
釣り人の1人は、中国当局の船から台湾当局の船へと引き渡された後、午後1時ごろに金門県の料羅港に到着した。
軍人と発覚した釣り人について、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華・報道官は22日、虚偽の職業で隠そうとしており、調べる必要があると述べた。
金門防衛指揮部は23日、金門守備大隊で迫撃砲部隊の副班長を務める士官だと明らかにした上で、趣味が釣りで、休暇期間中に海へ出て濃霧で遭難したと説明した。
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