ニュース 政治 作成日:2024年7月1日_記事番号:T00116164
台湾有事国防部は29日、28日(29日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ23機、中国艦艇を5隻確認し、うち軍機20機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部や中部、南西、東部の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。中国で対台湾政策を担当する中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮・報道官は28日、台湾が中国・香港・マカオへの渡航危険情報を、4段階のうち危険度が上から2番目の「橙色(オレンジ、不要な渡航を避ける。日本の渡航中止勧告に相当)」に引き上げたことに対し、民進党当局は渡航危険情報を利用して政治工作を行い、台湾の同胞の権利を侵害し、両岸(中台)関係の発展を阻害したなどと批判した。
28日の中国軍機の飛行経路。軍機は最も近いところで基隆市から40カイリ(約74キロメートル)の距離まで接近した(国防部リリースより)
29日(30日午前6時までの24時間)は、中国軍機延べ5機、中国艦艇7隻を確認した。うち軍機5機が台湾海峡の中間線を越え、北部や中部、南西、南東の防空識別圏に侵入した。
30日(1日午前6時までの24時間)は、中国軍機延べ6機、中国艦艇7隻を確認した。ヘリコプター2機が南西や南東の防空識別圏に侵入した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計2129機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1066機となった。
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