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《台湾有事》台湾漁船の拿捕、米国務省「平和的解決を」/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年7月5日_記事番号:T00116263

台湾有事

《台湾有事》台湾漁船の拿捕、米国務省「平和的解決を」/台湾

 米国務省は3日、台湾の漁船が2日、金門県沖を航行中に中国で海上警備を担う中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)に拿捕(だほ)されたことについて、成り行きを注視しているとし、双方が対話によって、平和的な方法で解決するよう呼び掛けた。5日付聯合報が報じた。

/date/2024/07/05/17ship_2.jpg台湾周辺の海域では、台湾の漁船が中国海警局の嫌がらせを受けるケースが発生しており、海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)は警戒を強化している(4日=中央社)

 台湾漁船の拿捕について中国の専門家は、2月14日に金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で漁を行っていた中国の漁船が、台湾当局の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件と、頼清徳・総統が5月20日の就任演説で「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない」などと発言したことが関係しているとの認識を示した。

 頼・総統は、台湾漁船が拿捕されてからこれまで、この件に関してコメントしていない。

 基隆市の八斗子漁港に所属する漁船「福洋266号」がきょう5日午前0時ごろ、尖閣諸島(沖縄県石垣市、中国名・釣魚島)から北へ288カイリ(約533キロメートル)の海域で操業中、日本の海上保安庁の巡視船によって停船を命じられ、船長ら2人が巡視船で取り調べを受けた。

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