ニュース 政治 作成日：2024年7月15日_記事番号：T00116424
台湾有事国防部は15日、14日（15日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ10機、中国艦艇を6隻確認し、うち軍機8機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、南東や南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。
14日の中国軍機の飛行経路。最も近いところで基隆市から62カイリ（約115キロメートル）まで接近した（国防部リリースより）
12日（13日午前6時までの24時間）は中国軍機延べ30機、中国艦艇7隻を確認した。うち軍機20機が中間線を越えて南東や南西の防空識別圏に侵入した。
13日（14日午前6時までの24時間）は、中国軍機延べ16機、中国艦艇9隻を確認した。うち軍機14機が中間線を越えて南東や南西の防空識別圏に侵入した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認し、中国軍機は累計1万9機と、1万機を超えた。今年、確認した中国軍機は累計2479機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1352機となった。
ロケット軍の監視を発表
国防部は13日、午前4時から、中国のロケット軍が内モンゴル自治区でロケットの試射を複数回行ったと発表した。国防部は、監視により状況を把握していると説明した。国防部は以前から中国のロケット軍の演習を監視していたとされるが、動向を発表したのは初めてだ。
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