ニュース 政治 作成日：2025年2月24日_記事番号：T00120239
台湾有事国防部は24日、23日（24日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ5機、中国艦艇を10隻、公務船を2隻確認し、うち軍機3機が台湾海峡の中間線を越えて、南西と南東の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。
23日の中国軍機と気球の飛行経路。破線は24カイリ（接続水域）、実線は12カイリ（領海に相当）の海域を示す（国防部リリースより）
このほか、気球2機が基隆市の北西90カイリ（約167キロメートル）と台中市の南西90カイリの上空をそれぞれ飛行していたのを確認した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年確認した中国軍機は累計727機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計536機となった。
また、国防部は22日、中国が同日午後8時11分、四川省の西昌衛星発射センターから西太平洋の方向に、キャリアロケット（運搬ロケット）を発射し、ADIZを通過したが、高度は大気圏外で台湾への影響はなかったと説明した。
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