ニュース 政治 作成日:2025年3月3日_記事番号:T00120352
台湾有事今年に入り、台湾周辺の空海域で中国の空海軍合同による統合戦備警戒パトロール(戦争または軍事的突発事件への対応を目的として、領空や領海の境界で行うパトロール活動)が増えている。台湾軍の情報筋によると、同活動中、中国の軍艦が台湾の海岸から24カイリ(約44キロメートル、接続水域)に接近する事例が発生しており、台湾側は侵入を阻止するため、軍艦を派遣して対応している。3日付中国時報が報じた。
国防部の発表によると、台湾周辺での中国軍による統合戦備警戒パトロールは、1月に4回(2日、7日、14日、22日)、2月に5回(2日、5日、16日、19日、26日)実施されている。情報筋は、中国の軍艦が台湾海峡で平時の活動を実施する際、台湾軍の軍艦は5~10カイリの距離を保って監視を続けるが、統合戦備警戒パトロールの場合のみ、24カイリ水域に接近する事態が発生するという。
こうした中、今年の定例軍事演習「漢光」では、中国軍が演習から戦闘に転じるケースを想定して実施されるとの見方が伝えられている。
なおNHKや読売新聞など複数の日本メディアは1日、海上自衛隊の護衛艦「あきづき」が2月上旬に台湾海峡を通過したと報じた。海自艦の台湾海峡通過は昨年9月以来、2度目で、自衛隊単独の通過は初めて。東シナ海と南シナ海において軍事的威圧を強める中国に対する牽制、同海峡における航行の自由を主張するといった意図があると分析されている。
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