ニュース 政治 作成日:2025年4月7日_記事番号:T00120967
台湾有事中国軍の台湾方面を管轄する東部戦区は2日午後7時ごろ、1日から陸軍、海軍、空軍、ロケット軍を動員して台湾を取り囲むように実施した軍事演習について、終了したと発表した。3日付自由時報などが報じた。
国防部は2日午後、中国の軍事演習について説明する記者会見を開いた(2日=中央社)
軍事演習に対し、米国務省が台湾に対する中国の侵略的軍事活動や言論は緊張を高め、地域の安全と世界の繁栄をリスクにさらすだけだと非難。また日本政府が中国側に懸念を伝えたとコメント、欧州連合(EU)が武力と脅迫によるいかなる現状の変更にも反対するとの声明を発表した。▽英国、▽カナダ、▽ドイツ、▽オーストラリア──など各国から懸念の表明が相次いだ。
中国軍の東部戦区の報道官、施毅・陸軍大校(大佐)は2日午前、東シナ海で重要な港湾やエネルギーインフラを正確に攻撃するため、PHL-191型長距離ロケット弾を使った遠距離実弾射撃訓練を実施すると発表した。東部戦区が演習に合わせて公開した動画の中では、高雄市永安区の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地らしき施設を爆撃するシミュレーション映像が含まれていた。
今回の演習は、1日目の時点ではコードネームは発表されていなかったが、2日目に「海峡雷霆-2025A」とすると発表した。
これについて中国軍の学術機関、軍事科学院の付征南氏は、戦況によって作戦計画を調整できることを示したと分析した。また、中国軍は台湾独立(台独)分子が予想できない時間、場所、方式で致命的な攻撃を仕掛けることが可能となっており、変幻自在の「魔術師」のような能力を備えていると強調した。
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