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《台湾有事》「漢光」兵棋演習開始、演習中の台湾攻撃など想定/台湾


ニュース 政治 作成日:2025年4月7日_記事番号:T00120966

台湾有事

《台湾有事》「漢光」兵棋演習開始、演習中の台湾攻撃など想定/台湾

 台湾軍による定例軍事演習「漢光」のうち兵棋演習(軍事シミュレーション)に当たる「コンピューター補助指揮所演習」が5日始まった。18日までの14日間、「統合戦域レベルシミュレーション」(JTLS)を運用し、24時間体制でグレーゾーン攻撃や敵軍が軍事演習中に突然、台湾侵攻を開始する事態を想定した検証を行う。6日付自由時報が報じた。

/date/2025/04/07/17ministry_2.jpg国防部は2日、定例軍事演習「漢光」について説明した(2日=中央社)

 国防部参謀本部によると、台湾軍は2024年以降、▽各種無人機(ドローン)、▽M1A2T式戦車、▽M142高機動ロケット砲システム(HIMARS、ハイマース)、▽対戦車ミサイル「TOW 2B」、▽対艦ミサイル「ハープーン」──など非対称戦争向け戦力となる装備を相次いで導入しており、今回のシミュレーションにパラメータとして算入し、作戦における具体的な活用方法を検証する。

 国防安全研究院(INDSR)国防戦略・資源研究所の蘇紫雲・所長は今回の兵棋演習について、中国が台湾侵攻の準備を完了すると想定される2027年に中国が保有すると予想される戦闘機の数や投入可能な兵士の数を基に検証が進められると指摘した。

 また、兵棋演習の期間が昨年に比べ8日間延長されたことについては、シミュレーションが全体としてより精密化し、より現実の状況に近づけたことが理由と指摘。軍は、今回のシミュレーションと7月に実施される実動訓練の結果を基に軍事力を補強するとの見方を示した。

 

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