ニュース 政治 作成日:2025年4月2日_記事番号:T00120944
台湾有事海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)は1日、離島の金門県、馬祖列島(連江県)、澎湖県を担当する金馬澎分署の隊員がパトロール中、同日午前6時49分に金門県金沙鎮沖の海域で中国籍の男(53歳)が乗ったゴムボートを発見し、身柄を拘束した。2日付自由時報が報じた。
その後、中国が午前7時30分に台湾周辺で軍事演習を開始したと発表。午前8時ごろには中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)4隻が相次いで金門周辺の制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)内に進入したことから、海巡署は、男の密航は中国によるグレーゾーン攻撃の可能性があると指摘した。
金門に密航した男は取り調べに対し、「中国で指名手配を受けた」「中国では言論の自由が制限されることから台湾に来たいと考えた」「台湾を経て他の国で成功したい」などと供述を変えているほか、2000人民元(約4万円)しか所持していなかった。
福建金門地方検察署(地検)は、台湾地区と大陸地区の人民関係条例(両岸人民関係条例)違反の疑いで男の勾留を申請し、裁判所に認められた。
海委会の管碧玲・主任委員は、中国はさまざまな手段を用いて台湾の反応を探っており、軍事演習に合わせた密航も通例となっていると指摘。最近行われた4度の軍事演習の際、いずれも密航事例が発生したと強調した。
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