ニュース 政治 作成日:2025年5月29日_記事番号:T00121993
台湾有事中国福建省に近い離島、金門県の周辺海域および台湾が実効支配する南シナ海の東沙諸島周辺海域に27日以降、中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)が、船舶自動識別装置(AIS)を起動させない状態で侵入、接近する事態が相次いでおり、海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)が巡視船を派遣して監視、離脱させるなどの対応を取っている。29日付自由時報が報じた。
海巡署は、海警船が昨年2月以降、月平均4回、1回当たり2時間、金門の周辺海域に侵入していると説明した(海巡署リリースより)
海巡署によると、27日午後2時ごろ、AISを起動させていない海警船4隻が金門の台湾の制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)に侵入した。海巡署は直ちに4隻の巡視船を派遣し、並走して侵入を阻止したり、無線で警告を発した結果、海警船は午後5時前後に制限水域を離れた。
28日午前9時前にも、海警船4隻が金門周辺の制限水域に侵入。海巡署は再び巡視船4隻を派遣して対応し、海警船は午前11時過ぎに制限水域を離れた。
また同日午前8時ごろ、海巡署は東沙諸島の東沙島から北北東へ27カイリ(約50キロメートル)の制限水域を、海警船がAISを切った状態で航行しているのを発見。直ちに巡視船を派遣して監視し、警告を発した。
海巡署は28日、海警船の相次ぐ制限海域侵入に対し、両岸(中台)間の緊張を高めるだけでなく、地域の平和と安定を破壊すると指摘し、厳しく非難した。
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