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《台湾有事》漢光演習7日目、超音速対艦ミサイル初公開


ニュース 政治 作成日:2025年7月16日_記事番号:T00122927

台湾有事

《台湾有事》漢光演習7日目、超音速対艦ミサイル初公開

 台湾軍の定例軍事演習「漢光」の実動訓練は15日に7日目を迎えた。頼清徳・総統は新北市八里地区での訓練を視察した。海軍の対艦ミサイル部隊、海鋒大隊の訓練では、射程距離300キロメートルに達する超音速対艦ミサイル「増程型雄風III型」を搭載した発射車両が台北港近くで初公開された。16日付聯合報などが報じた。

/date/2025/07/16/17missile_2.jpg超音速対艦ミサイル「増程型雄風III型」(15日=中央社)

 また、機械化歩兵部隊の陸軍269機械化歩兵旅団は、台北港および十三行博物館(新北市八里)一帯の街区で縦深防御作戦(敵の前進を遅らせる作戦)に関する訓練を実施した。

/date/2025/07/16/17taichung_2.jpg量販店大手、家楽福(カルフール)の台中市沙鹿区の店舗では15日、避難訓練を実施した。市民は、しゃがんだ姿勢を取った(15日=中央社)

 八里地区以外でも同日、国防部憲兵指揮部が、淡水河の支流、新店渓にかかる台北市万華区と新北市板橋区を結ぶ万板大橋を全面封鎖し、新北市側から台北市側へ侵攻する敵軍から橋を防衛する訓練を実施した。封鎖には大型土のう「ヘスコ防壁」や数台のバスが使用されたほか、支援のため多目的8輪装甲車「雲豹」が出動し、対戦車ミサイル「ジャベリン」や地対空ミサイル「スティンガー」などの空砲で敵軍を攻撃する訓練を行った。

/date/2025/07/16/17chanhwa_2.jpg彰化県では15日の防災演習実施中、車両が路肩に停車した(15日=中央社)

 漢光演習に合わせて、各県市が実施する民間の防空・防災演習「城鎮靱性(都市レジリエンス)演習」が15日、中部(苗栗県、台中市、南投県、彰化県)から始まった。

 台中市では午後1時30分に防空警報が鳴った後、警察官が交差点で交通整理を行い、車両を路肩に停止するよう誘導した。台中国家歌劇院(ナショナル台中シアター)、台中都市交通システム(MRT)緑線の駅、国営台湾鉄路(台鉄)清水駅(清水区)などでも警察官が市民の避難を支援した。

 

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