ニュース 政治 作成日：2025年7月16日_記事番号：T00122926
台湾有事台湾軍の定例軍事演習「漢光」の9～18日実施に合わせ、防空・防災演習「城鎮靱性（都市レジリエンス）演習」が15日から始まり、16日は南部（高雄市・屏東県）で午後1時30分～2時に実施した。屋外にいる場合、速やかに近くの建物に避難する。高雄都市交通システム（MRT）は通常通り運行するが、高雄環状軽軌（ライトレール、LRT）は午後1時25分～2時15分に運休する。台南市は台風4号（アジア名・ダナス）被害の復旧作業のため中止した。自由時報電子版が伝えた。
防空演習の開始時には防空警報（サイレン）が長音（15秒）1回、短音（5秒）2回が連続して3回、計115秒鳴る。終了時には長音（90秒）1回が鳴る。携帯電話には、訓練のメッセージが発信される。
台湾高速鉄路（高鉄）と国営台湾鉄路（台鉄）は通常通り運行する。演習実施中、乗客は駅構内にとどまり、警察官や係員の指示に従い避難する。
屋外で、車両を運転している場合は路肩に停車し、近くの防空避難所に避難する。バスは路肩やバス停に停車し、乗客は近くの建物に避難する。
企業や工場、学校、店舗などの施設は防空演習の実施中、ドアや窓を閉め、出入りを控える。
飲食店の宅配代行サービス（フードデリバリーサービス）のウーバーイーツとフードパンダは営業しない。
午後2時以降の60分間は、救助活動や救援・救護所の設営訓練を実施する。
■あす17日は北部で
城鎮靱性演習は15日、中部（苗栗県、台中市、南投県、彰化県）で実施された。台風4号の復旧作業のため、雲林県、嘉義県市は中止した。
あす17日午後1時30分～2時は、北部（台北市、新北市、桃園市、新竹市、新竹県、宜蘭県、基隆市）で実施する。18日午前10時～午前10時30分は、東部・離島（花蓮県、台東県、金門県、連江県、澎湖県）で実施する。
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