ニュース 政治 作成日:2025年7月14日_記事番号:T00122868
台湾有事9〜18日に実施されている台湾軍の定例軍事演習「漢光」の実動訓練では、敵軍が台湾本島に上陸し、台北市に迫った事態を想定した「首都防衛戦」が重点的なテーマとなっており、台湾軍で最強とされる海軍陸戦隊が大台北地区(台北市、新北市、基隆市)に集結しているもようだ。また、台北松山空港(台北市松山区)近くの河川敷を含め、大台北地区の周囲に8組の地対空ミサイルシステム「パトリオット」が配備されたと伝えられている。14日付中国時報などが報じた。
台北松山空港近くの河川敷にはパトリオットが配備された(13日=中央社)
12日には、敵軍が総統府(台北市中正区)など中枢部に侵攻するのを阻止するため、台湾北部を流れる淡水河の河道で爆破を伴う訓練が実施された。500メートルの川幅に、▽漁網と浮き玉、▽ドラム缶、▽浮き台とドラム缶、鉄製フレームなどで組み上げた地雷搭載プラットフォーム──による3重の防衛ラインを設置した。
台中市の陸軍砲兵第58指揮部では、米国から購入したM142高機動ロケット砲システム(HIMARS、ハイマース)を使用した訓練が初めて外部に公開された。迅速な陣地の移動、模擬方式での射撃、弾薬の素早い装填などの訓練が行われた。
一方、10日午後11時ごろ、陸軍の155ミリ自走榴弾砲「M109A5」が桃園市新屋区の道路を移動中、路肩に停車していた小型トラックや乗用車、計4台に追突する事故が発生した。けが人はなかった。
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