ニュース 政治 作成日:2025年7月17日_記事番号:T00122949
台湾有事台湾軍の定例軍事演習「漢光」の実動訓練が16日に8日目を迎えた。同日未明、台北松山空港(台北市松山区)で、ヘリコプターから降下する敵軍部隊を、空軍、憲兵、海軍陸戦隊などが協力して阻止する訓練が実施された。17日付自由時報が報じた。
陸軍は16日、CM11戦車が故障し、修理支援を要請する訓練を実施した(16日=中央社)
台中市では、縦深防御作戦(敵の前進を遅らせる作戦)の訓練が行われた。専門家は、台湾中部で敵が上陸する可能性が最も高い地域は、台中市清水区甲南地区の海岸だと指摘した。今回の演習では、陸軍234機械化歩兵旅団を動員し、勇虎式戦車(CM11)、多目的8輪装甲車の雲豹(CM32/CM34)などを配備した上で、甲南地区の地形を生かし、敵を誘導して攻撃を加える訓練が行われた。
中国大陸に近い離島、馬祖地区(連江県)の北竿島でも同日午前、敵軍が海岸部を急襲したとの想定で、装甲兵員輸送車CM21に搭載した機関銃や擲弾銃で上陸を阻止する訓練が実施された。午後には北竿島の南に位置する南竿島の空港に敵が放火し、管制塔を制圧しようとしたとの想定で、台湾軍の部隊が敵を殲滅し、空港の機能を回復する訓練が行われた。
花蓮港では、米軍の大型輸送艦による支援物資の輸送を想定した訓練が実施された。米軍の輸送艦役を務めた海軍のドック型揚陸艦、旭海(LSD193)が台湾の防空識別圏(ADIZ)内に進入した後、空軍と海軍が協力した航路の安全を確保し、花蓮港への寄港、物資の陸揚げを支援した。
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