ニュース その他分野 作成日:2023年2月20日_記事番号:T00107523
ワイズニュースこぼれ話春節ボーナス(年終奨金)を手にし、春節(旧正月、2023年は1月22日)連休が明けた今、台湾の転職シーズンです。特に今年は、3年余り続いた新型コロナウイルス感染症の流行がやっと収まり、過去14年で最大の転職ラッシュといわれています。
台湾はもともと、日本と比べると転職が多いといわれていますが、本当でしょうか。
離職率28%、日本の2倍
行政院主計総処が17日に発表した労働統計によると、2022年12月の入職者は15万9000人、離職者は15万5000人で、入職率(前月の被雇用者数に対する当月の入職者の割合)は1.94%、離職率(前月の被雇用者数に対する当月の離職者の割合)は1.84%でした。あれ、意外と低い?と思いましたが、これは1カ月単位の数字です。
2022年の1年間の離職者を足し合わせると229万2000人で、21年平均の被雇用者813万人で割った場合、離職率は28.19%となりました。
厚生労働省の雇用動向調査によると、日本の21年の入職率は14.0%、離職率は13.9%でした。
参考・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/index.html
データ上では、台湾は従業員の出入りが多いなという体感が表れました。ただ、離職率が下がるのは春節前の数カ月間でした。
7割が転職活動
求人求職情報サイト、yes123求職網が1月上旬に発表した調査によると、春節連休明けに転職したいと考えている人はなんと94.2%で過去14年で最高。求職サイトの調査の回答者ですので、前年も92.6%と高かったとはいえ、就職希望企業に履歴書を提出し、転職活動を開始したとの回答も73.4%に上りました。
コロナ禍をきっかけに、業界や会社の先行きや、自分自身のキャリアプランを考え直した人もいるようです。さて、貴社の離職率は何%かご存じでしょうか?
青木樹理
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