ニュース 政治 作成日:2023年4月24日_記事番号:T00108586
台湾有事フランス元老院(上院)の副議長で、台湾友好グループの主席を務めるアラン・リシャール氏(社会党、77歳)率いる超党派議員団がきょう24日午前7時前に、桃園国際空港に到着した。28日までの滞在中、蔡英文・総統や陳建仁・行政院長などと会談するほか、宜蘭県や台南市を訪れ、経済文化関連施設を視察する予定だ。中央社電が伝えた。
フランスのリシャール・副議長(左4)ら5人が台湾に到着した(24日=中央社)
フランスからは先週、17日に国民議会(下院)の議員団が訪台したばかり。外交部は、中国が台湾に対する「文攻武嚇」(言論による攻撃と武力による威嚇)を続け、インド太平洋地域の平和と安定を破壊しようとする中、相次ぐ議員団の訪台は台湾とフランスが共に民主主義陣営の一員であり、共有する価値を守るとの意志を国際社会に示すことになると強調した。
またブルームバーグの報道によると、イタリアのアドルフォ・ウルソ経済開発相は21日、半導体分野での協力について協議するため、既に台湾に代表団を派遣したと明らかにした上で「技術的な協議であり、政治とは無関係だ」と強調した。
ブルームバーグは先ごろ、台湾を訪れたイタリア政府関係者が台湾政府との会合で、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱を示唆し、台湾側に半導体の生産・輸出での協力強化を求めたと伝えていた。
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