ニュース 政治 作成日:2023年4月27日_記事番号:T00108667
台湾有事台湾国防部は26日、毎年実施している定例軍事演習「漢光演習」について、今年の演習は中国の海軍兵力増強を念頭に▽精鋭戦力の維持、▽海上迎撃・護衛能力の強化、▽国土防衛作戦の効果向上──に重点を置くと発表した。27日付自由時報が伝えた。
今年の「漢光39号演習」は、「コンピューター補助指揮所演習」を5月15日から19日まで、「兵力演習」を7月24日から28日までそれぞれ実施する。
中国軍は近年、台湾侵攻を想定し、空母「遼寧」「山東」、1万トン級の「055型」駆逐艦、「075」型強襲揚陸艦などの配備を進めており、台湾軍としては制海権争いでいかに優位に立つかが課題となっている。
特に海岸設置型の対艦ミサイル、海上兵力、巡視艦船が連携し、上空と陸上からの火力支援を受け、制海権の確保を狙う敵の編隊、揚陸艦隊に重層的な攻撃と飽和攻撃(攻撃目標の持つ防御処理能力の限界を超えた攻撃)を実施することを想定する。
一方、行政院は基幹インフラの保護を強化するため、内政部警政署の保安警察第二総隊(保二総隊)の規模拡大と警察官に対する反テロ、戦時体制転換能力の訓練を実施する計画だ。
林右昌・内政部長は「基幹インフラはさまざまな新しい脅威に直面しており、保安警察のインフラ保護能力を強化する必要がある」と指摘した。
警政署は戦術訓練の指導役となる教官120人に国防部による研修を受講させる計画だ。
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