ニュース 政治 作成日：2023年4月28日_記事番号：T00108689
台湾有事国防部は28日、27日午前6時～28日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ38機、艦艇6隻が活動し、うち軍機19機が台湾海峡の中間線やその延長線上を越えたり、防空識別圏（ADIZ）に侵入したのを確認したと発表した。偵察・攻撃型無人航空機（ドローン）「TB-001」1機が、南西の防空識別圏に侵入し、台湾の周りを反時計回りに半周するように飛行した。これまでにみられない経路だった。中央社電などが伝えた。
27日の中国軍機の飛行経路（国防部リリースより）
米海軍第7艦隊は台湾時間28日、哨戒機「P-8A（ポセイドン）」が台湾海峡の上空の空域を通過したと発表した。飛行した時間と経路は不明だが、中国軍のドローンに対抗する意味があるとみられている。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は4300機以上で、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1687機となった。
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