ニュース 政治 作成日:2023年5月23日_記事番号:T00109087
台湾有事呉釗燮・外交部長は22日、立法院外交および国防委員会での質疑応答で、「米国の『核の傘』に台湾を含めることはできるか」との質問を受け、同問題について「主張を同じくする友人とコミュニケーションを取っている」と答え、米国との間で議論を進めていることを示唆(しさ)した。「台米間での議論についてここで説明するのは適切ではない」と明言を避けた。23日付自由時報が報じた。
呉・外交部長は22日、外交部と国防委員会に対し、ウクライナ危機後の欧州諸国との関係について説明した際、核の傘について問われた(22日=中央社)
呉・外交部長は、米国の『核の傘』に台湾を含めるかどうかの問題は非常に重要だと指摘。その上で、台湾政府は核兵器を▽開発、▽保管、▽使用──しない立場を取っており、いかなる国であっても核兵器によって台湾に脅威を与える行為は認められないと強調した。
台湾において中国による軍事的脅威が増大する中、米国上下院では近年、中国の台湾侵攻抑止のため核兵器利用を検討するよう政府に要求する提案がなされている。
台湾の政府系シンクタンク、国防安全研究院(国防院、INDSR)国防戦略および資源研究所の蘇紫雲・所長は、台湾が核の傘の下に入れば、安全保障にとって大きなプラスとなるとの認識を示した。
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