ニュース 政治 作成日:2023年8月21日_記事番号:T00110665
台湾有事国防部は20日、台湾周辺の空域で19日午前6時〜20日午前6時に、中国軍機が45機活動し、うち27機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線やその延長線を越えたり、台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。中国艦艇9隻が台湾周辺の海域で活動したのも確認した。
19日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
中国軍は19日午前、台湾周辺でパトロールと、海軍と空軍合同の軍事演習を実施したと発表した。「台湾独立」の分裂勢力や、外部勢力との結託と挑発に対する厳重な警告だと説明した。18日にパラグアイ訪問から帰台した頼清徳・副総統が、往路と復路で米国に立ち寄ったことへの対抗措置とみられる。
国防部は、前日と翌日は、台湾周辺の空海域で▽18日、中国軍機延べ9機、艦艇6隻、▽20日、軍機2機、艦艇6隻──が活動したのを確認した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は5800機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2178機となった。
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