ニュース 政治 作成日:2024年5月27日_記事番号:T00115519
台湾有事米バイデン大統領は25日、米国は台湾海峡の平和と安定のため、我が国や盟友、われわれの核心的利益を守る必要があれば、武力を行使すると語った。頼清徳・総統が20日に就任後、中国軍が23~24日、台湾を取り囲むように軍事演習「聯合利剣-2024A」を実施したことへのけん制だ。米下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長(共和党)ら超党派議員団が26日夜に訪台し、きょう27日午前、頼清徳・総統と会談し、米台関係と地域の情勢について意見交換した。27日付聯合報などが報じた。
頼・総統(左)は、防衛力を高め、故郷を守る決意を世界に示したいと語った(27日=中央社)
バイデン大統領の台湾防衛に関する発言は、2021年の就任以来、5度目だ。
米国務省は23日に続き、25日にも中国の軍事演習について、米国は中国の行動を監視しており、中国に自制するよう強く求めた。台湾の新政権発足を軍事的な挑発の口実にすれば、情勢がエスカレートする可能性があると警告した。
岸田文雄首相は26日、訪問先のソウルで中国の李強・首相と会談し、中国の軍事演習に関し、台湾海峡の平和と安定は国際社会にとって重要だと伝えた。
頼・総統は26日、バイデン大統領や米国政府、国会、世界各国の台湾海峡の平和と安定への支持に感謝の意を示した。中国に対し、交流を通じ、互いの理解を深め、平和と共栄を促進しようと述べた。
就任後初の米国議員訪台
米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)は26日、米下院外交委員会のマッコール委員長率いる超党派議員団は26~30日の5日間、台湾に滞在すると発表した。台湾訪問は、下院議員のインド太平洋地域訪問の一環だと説明した。頼・総統が就任後、初の米国議員の訪問団だ。
外交部は27日、マッコール委員長ら6人の訪台を歓迎し、台湾の民主主義と新政権への支持に感謝の意を示した。マッコール委員長は昨年4月にも訪台していた。
頼・総統は27日午前、マッコール委員長らと会談した際、米国のロナルド・レーガン元大統領の「力による平和」という理念を尊敬しており、防衛力を高める考えで、米国議会に今後も台湾の防衛力強化に協力してほしいと述べた。
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