ニュース 政治 作成日:2024年5月27日_記事番号:T00115531
台湾有事中国が「台湾独立(台独)勢力への制裁」として台湾を取り囲むように実施した陸海空軍やロケット軍などの合同演習「聯合利剣-2024A」は2日目(最終日)の24日午前8時過ぎ、中国大陸に近い、馬祖列島の最北端の離島、東引島周辺海域に、中国で海上警備を担う海警局の船舶3隻が接近し、うち2隻が台湾側が設置した制限水域(中国船の航行が制限される海域)に侵入した。同時に東引島から南西へ約100カイリ(約185キロメートル)離れた台湾領、烏坵(金門県の大坵島)周辺海域にも、海警局の船舶3隻が接近し、うち2隻が制限水域に侵入した。台湾の海洋委員会海巡署はそれぞれ2隻の巡視船を派遣して警告するなどの対応を取り、中国船は約1時間後に制限水域を離れた。25日付中国時報などが報じた。
海巡署は24日、東引島や烏坵周辺で、中国の海警局の船舶を駆逐した(24日=中央社)
中国の船舶による金門、馬祖周辺海域への侵入行為は5月に入って8度目だ。
中国軍の東部戦区は23日以降、SNS(交流サイト)などを通じ、台湾周辺での軍事演習に関する映像を次々と公開した。▽台北市、▽高雄市、▽花蓮県──一帯に大量のミサイルを撃ち込む光景を描いたシミュレーション映像も公開した。
中国が今回の軍事演習について、具体的な演習エリアや実弾射撃の有無、任務終了を発表しなかったことについて政府系シンクタンク、国防安全研究院(国防院、INDSR)の舒孝煌・副研究員は、天候のほか、米国をはじめ各国の反応を考慮したと分析した。
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