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《台湾有事》台湾の人気音楽アーティスト、「われわれ中国」発言相次ぐ/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年5月27日_記事番号:T00115534

台湾有事

《台湾有事》台湾の人気音楽アーティスト、「われわれ中国」発言相次ぐ/台湾

 人気ロックバンド、五月天(メイデイ)のボーカルの阿信(アシン)と人気女性歌手の蔡依林(ジョリン・ツァイ)が24日夜、それぞれ中国の北京市、江西省南昌市で開催したライブイベントの幕間に、「われわれ中国」と発言した。頼清徳・総統の20日の就任後、中国当局は台湾の芸能界関係者に、台湾独立(台独)反対の立場を示すよう迫っているようだ。27日付聯合報などが報じた。

/date/2024/05/27/17lai_mayday_2.jpg頼・総統は、台湾のアーティストがさらに活躍できるよう、台湾の人々は理解し、思いやってほしいと語った(26日=中央社)

 中国の公共放送機関、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ、CMG)が22日に中国最大のSNS(交流サイト)の微博(ウェイボー)の公式アカウントで、「台独は破滅への道(中国語は死路一条)だ。祖国統一は止められない」などと投稿した。これに対し、台湾の女性歌手・俳優の楊丞琳(レイニー・ヤン)や王心凌(シンディー・ワン)、男性歌手の蕭敬騰(ジャム・シャオ)らがSNSで相次いで、中台統一への支持と台湾独立への反対を表明した。

 頼・総統は26日、台湾人のアーティストが中国に政治的立場を表明するよう迫られたのは初めてではなく、これが最後でもないことを残念に思うと語った。重要なのはアーティストらが心の内でどう思っているかで、台湾人はそれを理解し、思いやるべきだと話した。

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