ニュース 政治 作成日:2024年5月30日_記事番号:T00115616
台湾有事タミー・ダックワース米上院議員(民主党)が率いる上院の超党派議員団16人が29日に訪台し、頼清徳・総統と会談した。議員団メンバーのダン・サリバン上院議員(共和党)は、5月20日の頼・総統就任後、中国が23〜24日に台湾周辺で軍事演習を実施したことに対し、われわれは団結して、台湾海峡の抑止力を増強する必要があると述べた。30日付自由時報が報じた。
頼・総統(右)は29日、米下院の超党派議員団に続き、20日の総統就任後で初となる米上院の超党派議員団の訪台を歓迎した(総統府リリースより)
サリバン上院議員は、いかなる軍事侵略も経済、金融、エネルギーに関する制裁につながることを、北京の指導者に知らしめると語り、これこそが昨年、台湾支持法案(STAND with Taiwan Act)を議会に提出した目的だと強調した。
ダックワース上院議員は、米国は世界のリーダーとして台湾など友人の支援に立ち上がる責任があると表明した。サリバン上院議員が提出した台湾支持法案に民主党の上院議員で初めて署名すると述べた。
米下院の超党派議員団は26日に訪台し、27日に頼・総統と会談した。米下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長(共和党)は29日、韓国瑜・立法院長(国民党)との昼食会に出席した際、米国議会は台湾が中国の侵略に対抗し、民主主義を守るため国防予算を引き上げることを望み、米国が速やかに台湾に武器を納入することを保証すると述べた。
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