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《台湾有事》金門沖の中国漁船転覆死事件、中台が和解か/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年7月24日_記事番号:T00116599

台湾有事

《台湾有事》金門沖の中国漁船転覆死事件、中台が和解か/台湾

 2月14日に金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で漁を行っていた中国の漁船が、台湾当局の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件について23日、中台双方の当局が事後処理などを巡る和解交渉で合意し、きょう24日に合意文書に署名する予定と各紙に報じられた。台湾で対中国政策を担当する大陸委員会(陸委会)は24日、24日に金門で協議する予定だったが、台風3号(アジア名・ケーミー)の接近で中国と台湾の離島を結ぶフェリー航路「小三通」が運休したため、延期すると発表した。24日付聯合報などが報じた。

 報道によると、台湾側が遺体と押収した船舶を中国側に引き渡し、遺族に見舞金が支払われる内容で合意しており、見舞金は1人当たり600万台湾元(約2850万円)以上。

 台湾の福建金門地方検察署(地検)は当初、検察は捜査を続けており、きょう24日、進捗状況を説明すると表明していた。

 2月14日の事件発生後、中国は金門周辺海域での巡視を常態化すると発表し、中台間の政治的緊張が高まった。中台は3月5日まで15回にわたり和解交渉を行ったが決裂した。3月17日に金門県沖で釣りの最中に遭難し、中国に救助された台湾の現役軍人の男性はまだ送還されていない。今月2日には金門沖を航行していた台湾の漁船が中国で海上警備を担う中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)に拿捕(だほ)され、船員らは拘束されたままだ。

 

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