ニュース 政治 作成日：2024年8月12日_記事番号：T00116926
台湾有事国防部は10日、9日（10日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ28機、中国艦艇を10隻確認し、うち軍機22機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、南西と東部の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。
9日の中国軍機の飛行経路。最も近いところで台東県から62カイリ（約115キロメートル）まで接近した（国防部リリースより）
10日（11日午前6時までの24時間）は、中国軍機を8機、中国艦艇を8隻確認し、うち軍機3機が中間線を越え、南西の防空識別圏に侵入した。
11日（12日午前6時までの24時間）は、中国軍機を9機、中国艦艇を9隻確認し、うち軍機3機が中間線を越えて活動した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計2954機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1659機となった。
国防部は9日、中国軍の活動を毎日発表する目的は、中国軍の活動パターンを示すためと説明した。国防部は中国軍の動きを全て把握し、適切に対処していると強調した。
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