ニュース 政治 作成日:2024年8月19日_記事番号:T00117051
台湾有事中国福建省に近い離島、金門県の東碇島近くで17日午前4時半ごろ、中国籍の漁船が船籍不明の船舶と衝突し、沈没した。中台の海上保安当局が共同で救助に当たり、海に落ちた船員7人のうち3人を救助したものの、1人が死亡、3人が行方不明となっている。16日正午に、中国の5〜8月の禁漁期間が明け、周辺海域では多数の中国漁船が操業していた。18日付中国時報が報じた。
中台当局が捜索を続けている(17日=中央社)
中国籍の漁船は、東碇島から6.5カイリ(約12キロメートル)の海上で沈没した。台湾側が設定している「禁止・制限水域(台湾側が中国船の航行を禁止、制限している海域)」の外側だった。台湾の海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)は、この海域で当時、台湾の漁船は操業していなかったと指摘した。周辺海域は中国の貨物船の航路に当たるため、夜明け前で視界が悪く、衝突した可能性がある。
台湾の福建金門地方検察署(地検)は16日、2月14日に金門県周辺の禁止・制限水域内で漁を行っていた中国の漁船が海巡署の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件についての捜査を完了し、過失致死罪の容疑で送検された巡視船の船長と運転士を不起訴としたと発表した。巡視船と漁船の衝突は故意ではなく、転覆は漁船の危険な運転や船体の安全面での不備に原因があったと結論付けた。
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