ニュース 政治 作成日:2024年9月2日_記事番号:T00117302
台湾有事国防部は8月31日、30日(31日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ30機、中国艦艇を7隻、公務船を4隻確認し、うち軍機20機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部と中部、南西、東部の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。午後4時半から、戦闘機「殲16(J16)」や無人機(ドローン)など20機が活動し、うち14機が中間線を越えて北部、中部、南西、東部の防空識別圏に侵入し、艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行った。
30日の中国軍機の飛行経路。ドローン(無人機)が台湾の周囲を一周するように飛行した(国防部Xより)
26〜30日に南太平洋の島国、トンガで、南太平洋の18カ国・地域が加盟する地域経済協力機構、太平洋諸島フォーラム(PIF)の会合が開かれていた。
31日は中国軍機を10機、中国艦艇を7隻、公務船を2隻確認し、うち軍機6機が中間線を越え、北部、中部、南西、東部の防空識別圏に侵入した。
9月1日は中国軍機を18機、中国艦艇を8隻、公務船を2隻確認し、うち軍機15機が中間線を越え、北部、南西、東部の防空識別圏に侵入した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計3311機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1917機となった。
国防部は、中国が3日、四川省の西昌衛星発射センターから西太平洋の方向にキャリアロケット(運搬ロケット)を発射する予定で、予測経路は台湾の防空識別圏を通過すると発表した。
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