ニュース 政治 作成日:2024年9月9日_記事番号:T00117428
台湾有事中国の温州市中級人民法院(地方裁判所に相当)が8月26日、急進的な台湾独立派政党、台湾民族党(2020年に解散)の楊智淵・元副主席に対し、「国家分裂罪」で懲役9年の有罪判決を下していたことが分かった。楊氏は2022年8月に中国を訪問中に逮捕され、起訴された。台湾の対中国政策を担う大陸委員会(陸委会)は、台湾政府も楊氏の家族も判決を認めないと表明した。中国政府に対し、直ちに判決文を公開し、有罪の証拠について説明するよう求めた。中央社電が伝えた。
陸委会の梁・副主任委員は5日、中国は現地の協力者やインターネットユーザーを使利用して、警戒を弱めようとしていると注意を呼び掛けた(5日=中央社)
陸委会の梁文傑・副主任委員は5日の定例記者会見で、楊氏に対する有罪判決に絡み、中国側が6月に発表した、国家の分裂を謀った者に対する最高刑は死刑との内容を含む「頑迷な台湾独立(台独)分子」の処罰に関する指針は台湾の全ての住民を対象としており、中国が望めば誰もが「台独分子」として処罰される可能性があると指摘した。その上で、両岸(中台)は法律と政治体制が異なり、中国訪問は慎重に検討するよう呼び掛けた。
中国で対台湾政策を担う中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華・報道官は6日、「頑迷な台独分子」の処罰に関する指針は、台独活動に関わる極めて少数の者を対象としており、大多数の台湾同胞とは無関係と説明した。国家機関が法に基づき台独活動を処罰する正義に対し、民進党当局は、悪意の言いがかりをつけていると非難した。
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