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《台湾有事》中国輸出向けブンタン、検疫検査で4割に害虫


ニュース 農林水産 作成日:2024年9月12日_記事番号:T00117498

台湾有事

《台湾有事》中国輸出向けブンタン、検疫検査で4割に害虫

 農業部動植物防疫検疫署(防検署)が今月2〜10日に中国輸出用の台湾産文旦(ブンタン、ザボン)28ロット、388トンの検疫検査を行ったところ、合格したのは16ロット、176トンで、合格率は57%だった。中国は2022年3月から台湾産かんきつ類の輸入を停止しており、今月2日に中国が認めた果樹園と梱包施設に限り、台湾産ブンタンの輸入を再開すると発表していた。陳駿季・農業部長は、中国の輸入停止後、台湾産ブンタンは域内向け販売が中心となり、農家が害虫対策に疎くなったと分析した。12日付聯合報などが報じた。

/date/2024/09/12/14pomelo_2.jpg4~9日に限っても、中国輸出用の台湾産文旦の検疫検査の合格率は48%に上った(10日=中央社)
 

 頼清徳・総統は11日、両岸(中台)間の検疫に関するプラットフォームを経ておらず、検疫の科学的根拠に基づく条件も知らされず、特定の県のみ輸入が認められたと指摘し、中国は台湾の分裂を図る道具として利用していると批判した。

 中国に台湾産文旦の輸入が認められたのは、花蓮県の果樹園49軒と梱包施設19軒のみだった。

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