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《台湾有事》中国軍機16機が中間線越え、艦艇と合同パトロール【図表】/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年9月9日_記事番号:T00117429

台湾有事

《台湾有事》中国軍機16機が中間線越え、艦艇と合同パトロール【図表】/台湾

 国防部は9日、8日(9日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ21機、中国艦艇を7隻、公務船を1隻確認し、うち軍機16機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部と中部、南西、東部の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。8日午前8時20分から、戦闘機「殲16(J16)」や無人機(ドローン)など18機が活動し、うち15機が中間線を越えて北部、中部、南西の防空識別圏に侵入し、艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行った。

/date/2024/09/09/17pla_2.jpg8日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部Xより)

 6日(7日午前6時までの24時間)は中国軍機を9機、中国艦艇を7隻、公務船を1隻確認し、うち軍機1機が中間線を越えた。

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 7日(8日午前6時までの24時間)は中国軍機を7機、中国艦艇を6隻、公務船を1隻確認し、うち軍機2機が中間線を越え、東部の防空識別圏に侵入した。

 ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計3413機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計1987機となった。

 独ニュース週刊誌、デア・シュピーゲルの7日報道によると、ドイツ軍艦2隻が9月中旬に台湾海峡を通過する予定だ。ドイツ軍艦の台湾海峡通過は22年ぶりとなる。

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