ニュース 政治 作成日:2024年10月7日_記事番号:T00117954
台湾有事英誌エコノミストが3日に配信した記事で、頼清徳・総統の就任後、中国軍が台湾周辺に多くの軍機や軍艦を配備し、両岸(中台)間の衝突発生の可能性を高めていると指摘した。同誌のインタビューに応じた台湾海軍の唐華・総司令官は、中国軍の動きを「アナコンダ作戦」と形容し、ゆっくりと確実に台湾周辺での軍事的存在感(プレゼンス)を高めていると述べ、その気になればいつでも台湾を封鎖する準備が整っているとの見方を示した。5日付聯合報が報じた。
唐・総司令官は、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越えて台湾側に侵入する中国軍機の数は、今年1月は延べ36機だったが、8月には193機と約5倍に増加したほか、台湾周辺に展開する中国の軍艦も142隻から282隻へと倍増し、台湾から24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域に相当)にますます接近している上、1回の巡航時間も数時間から数日に長引いていると指摘した。
唐・総司令官は、中国軍は封鎖作戦を発動させる口実を探っていると指摘し、台湾軍は挑発に乗って緊張を高めないよう自制していると説明した。
唐・総司令官の発言に対し総統府の郭雅慧・報道官は、頼・総統は台湾は責任を持って両岸関係に対処し、台湾海峡およびインド太平洋地域の現状維持に努めるとたびたび強調していると述べ、台湾は自らのレジリエンス(強靱性)を高めると同時に、国際社会と共同で民主主義の価値を守っていくと説明した。
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