ニュース 政治 作成日:2024年10月15日_記事番号:T00118080
台湾有事中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)は14日、暴力的な台湾独立(台独)分子を育成し、公然と国家を分裂させる活動を行ったとして、民間防衛を推進する社会団体、黒熊学院(クマアカデミー)の院長で民進党所属の沈伯洋・立法委員(47歳)、活動資金を提供したファウンドリー大手、聯華電子(UMC)元董事長で頼清徳・総統直属の全社会防衛靱性(レジリエンス)委員会の顧問を務める曹興誠氏(77歳)を「頑迷な台湾独立分子」のリストに加えたと発表した。15日付自由時報が報じた。
曹氏(12日=中央社)
国台弁の陳斌華・報道官は、黒熊学院は親子の軍事訓練やセミナーを開催し、悪意を持って台湾の民衆、特に青少年に台湾独立と嫌中思想を植え付けていると主張した。曹氏は、2022年に黒熊学院に対し6億台湾元(約28億円)の運営資金を提供した。
陳・報道官は、2人と家族に対し中国、香港、澳門(マカオ)への立ち入りを禁止し、黒熊学院や2人の関係組織などが中国の組織や個人と協力したり、中国で利益を出すことを生涯にわたって禁じると説明した。
中国はこれまでに、「頑迷な台湾独立分子」のリストに蕭美琴・副総統や顧立雄・国防部長、呉釗燮・国家安全会議(国安会)秘書長などの政府要人や、游錫堃・前立法院長ら民進党の有力者などを連ねており、リストは12人となった。
台湾で対中政策を担当する大陸委員会(陸委会)は同日、中国は「台湾独立分子を懲罰する」との名目で台湾人を脅し、自由で民主的な社会を破壊しようとし、両岸(中台)関係を悪化させていると批判した。中国には台湾人に懲罰を与える権利はないと反発した。
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