ニュース 政治 作成日：2024年10月15日_記事番号：T00118083
台湾有事国防部は15日、14日（14日午前5時〜15日午前6時）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ153機、中国艦艇を14隻、公務船を12隻確認し、うち軍機111機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、西部と南西、東部の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。1日当たりの軍機の飛来と中間線越えの数は、過去最高だった。中国軍は14日午前5時から午後6時、台湾を取り囲む形で大規模軍事演習「聯合利剣－2024B」を実施した。
14日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ（約44キロメートル以内、接続水域）、実線は12カイリ（領海に相当）の海域を示す（国防部リリースより）
国防部は、中国の軍事演習に合わせて、14日午前5時時点から計算しているため、13日の活動（14日午前6時までの24時間）と一部重複していると説明した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4068機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2456機となった。
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