ニュース 政治 作成日：2025年3月7日_記事番号：T00120466
台湾有事国防部は7日、6日（7日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ5機、中国艦艇を6隻確認し、うち軍機4機が台湾海峡の中間線を越えて、南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。台湾海峡の中間線は、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる。このほか、気球11機が基隆市の北西65カイリ（約120キロメートル）の上空などをそれぞれ飛行していたのを確認した。
6日の中国軍機や気球の確認。破線は24カイリ（約44キロメートル、接続水域）、実線は12カイリ（領海に相当）の海域を示す（国防部リリースより）
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計870機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計641機となった。
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