ニュース 政治 作成日:2025年3月24日_記事番号:T00120758
台湾有事中国福建省に近い離島、金門県周辺海域で20日から21日にかけて、24時間以内に2度、中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)が、制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)内に進入した。いずれも台湾の海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)が巡視艇を派遣し、同海域から離脱させた。21日付旺報などが報じた。
海巡署の統計によると、昨年2月以降、中国の海警船が63回、金門の制限海域に侵入した(海巡署リリースより)
海巡署の発表によると、20日午後2時50分から午後3時の間に中国の海警船4隻が金門の南の海域で4カ所から相次いで制限水域に進入した。海巡署の巡視艇が対処し、午後5時ごろに水域外へ離脱させた。その後、21日午前8時45分から午前9時の間に海警船4隻が同様に制限水域に進入し、午前11時ごろ離脱した。
海巡署によると、澎湖県の漁業従事者から、澎湖本島西側の島、西嶼から南西へ20カイリ(約37キロメートル)の海域で22日午前10時ごろに操業中、船籍を持たない中国船とみられるモーターボートが、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を超えて台湾側に進入し、はえ縄釣りを行うとともに、台湾漁船の作業を妨害したと通報があった。23日、現場に巡視艇を派遣したが、中国船は見当たらなかった。
海巡署は、同海域での調査を継続するとともに、台湾の漁業従事者の安全を保障するため、西嶼の南西部、花嶼海域を重点的にパトロールすると表明した。
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