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《台湾有事》武力統一発言の中国人配偶者、台湾からの退去を拒否/台湾


ニュース 政治 作成日:2025年3月25日_記事番号:T00120786

台湾有事

《台湾有事》武力統一発言の中国人配偶者、台湾からの退去を拒否/台湾

 台湾人と結婚した中国人配偶者で、中国による台湾の武力統一を肯定する発言を行ったなどの理由により内政部移民署に居留許可を取り消され、きょう25日までに台湾から退去するよう命じられた女性(アカウント名・亜亜在台湾)は24日、武力統一を主張したことはないと主張し、台湾にとどまり子供3人と一緒にいたいと訴えた。女性は25日、内政部の前で記者会見し、劉世芳・内政部長に対し、移民署の権力乱用だとして処分を撤回するよう要求した。25日付中国時報などが報じた。

/date/2025/03/25/17aa_2.jpg内政部の前で退去処分の撤回を要求する女性(中)の横には夫(左)の姿もあった(25日=中央社)

 女性はこれまで退去処分の撤回を求める申し立てをしたが、台北高等行政法院(高等行政裁判所)によって棄却された。24日に最高行政法院(最高行政裁判所)に不服を申し立てたものの、裁定は出ておらず、自ら退去しない場合、移民署が強制的に処分を執行する可能性がある。

 女性は、台湾の武力統一は主張しておらず、武力統一に関する危険性を分析しただけだが曲解されたと説明している。中国に関する政策を担当する大陸委員会(陸委会)はこれまでに、女性が中国が昨年5月に台湾周辺で実施した大規模軍事演習について「国家の主権を守る時に向けて準備が始まった」「あす目が覚めれば台湾の至る所に五星紅旗(中華人民共和国の国旗)が掲げられている可能性があると考えればうれしくなる」などと語る動画を紹介し、「武力統一の主張の有無について議論の必要はない」と反論した。

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