ニュース 政治 作成日:2025年3月27日_記事番号:T00120835
台湾有事台湾台北地方法院(地裁)は26日、国防部で総統府の警備を担う部隊「憲兵211営」に所属していた3人および電子戦部隊、資通電軍指揮部(資通電軍、ICEFCOM)に所属していた1人に対し、秘匿すべき公文書の内容をスマートフォンで撮影して中国のスパイに送付し、合計184万台湾元(約840万円)の報酬を受け取ったとして背任と収賄、国家安全法違反などの罪でそれぞれ懲役5年10月〜7年の有罪判決を言い渡した。27日付自由時報が報じた。
判決文によると、有罪判決を受けた4人のうち憲兵部隊の1人と資通電軍の1人は、21年に中国のスパイだった台湾籍の男(指名手配中)から軍の秘密を提供すれば報酬を支払うと持ちかけられ、翌年、機密情報ではないものの、公務上秘匿すべき文書を撮影してスパイの男に送付した。
その後、憲兵部隊の男は異動時に同僚にスパイ行為を引き継ぎ、これを受けた男も退役の際に別の同僚に引き継いでいた。
憲兵部隊の3人は犯行が発覚する前に全員が退役していた。資通電軍の男は現役だったが昨年8月に身柄を拘束された。
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