ニュース 政治 作成日:2025年3月27日_記事番号:T00120836
台湾有事中国で対台湾政策を担う中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華・報道官は26日、2023年に訪中後、国家の安全に危害を及ぼす活動に従事した疑いで中国当局に拘束された台湾の出版社、八旗文化の編集長、富察(本名・李延賀)氏に対する裁判で2月17日に言い渡された一審判決の内容について、量刑は国家分裂扇動罪で懲役3年、政治上の権利剥奪1年、および個人財産5万人民元(約100万円)の没収だったと明らかにした。また、富察氏は期限内に上訴を提起しなかったため、判決は確定したと説明した。27日付自由時報が報じた。
国台弁の陳・報道官は、民進党当局が本判決を取り上げ騒ぎ立て、中国の司法を貶めているため、詳細を公表したと説明した(26日=中央社)
これに対し中国に関する政策を担当する大陸委員会(陸委会)は、事件発生から2年が経過したにもかかわらず、その間、中国当局は富察が関わった犯罪の事実や証拠、司法手続きの進度について家族を含め対外的に明らかにせず、当事者とその家族に保障されるべき権利を与えなかったと非難した。富察に対する裁判についても今月17日にようやく、既に一審判決が言い渡されたと説明したが、量刑など詳細については明らかにせず、外部からの圧力によってようやく公表したと指摘した。
富察氏の支援団体「声援富察連署工作小組」は26日、中国当局は同氏を不法に拘束し、処罰したと指摘。富察氏は台湾の編集・出版者であり、中国当局に同氏を裁く権利はないと強調した上で、富察氏を無条件で即刻解放するよう要求した。
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