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《台湾有事》武力統一発言の中国人配偶者、新たに2人の居留許可取り消し/台湾


ニュース 政治 作成日:2025年3月24日_記事番号:T00120760

台湾有事

《台湾有事》武力統一発言の中国人配偶者、新たに2人の居留許可取り消し/台湾

 内政部移民署(移民署)は21日、台湾人と結婚した中国人配偶者で、中国発の動画共有アプリ、TikTok(ティックトック)などのSNS(交流サイト)で「台湾省夫婦三個孩子(小微)」および「恩綺」のアカウント名で配信を行う女性2人について、中国による台湾の武力統一を肯定する発言を行ったなどの理由で居留許可を取り消したと発表した。期限までに台湾から退去しなければならない。今月11日にも同様の理由で、SNSアカウント名「亜亜在台湾」の中国人配偶者が居留許可を取り消された。22日付聯合報が報じた。

 移民署は、小微について、動画の中で「台湾の至る所に五星紅旗(中華人民共和国の国旗)が掲げられる」などと発言したと指摘し、我が国の主権消滅と武力統一や侵略を肯定したとして面談を通じて意見を聴取した後、居留許可を取り消したと説明した。

 恩綺については、動画の中で「人民解放軍は演習により強大な軍事力と堅固な国家主権を示した」「台湾は中国の不可分の一部」などと発言したことが居留許可取り消しの理由となった。

 なお台湾人による中国の身分証取得が問題となる中、劉世芳・内政部長は20日、中国の身分証を取得した疑いで40人余りを調査しており、これまでに14人の戸籍を抹消(除籍)し、全民健康保険(健保)カードや身分証、パスポートを取り消したと明らかにした。

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