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《台湾有事》金門〜アモイ遠泳大会、陸委会が「統一戦略」認定


ニュース 政治 作成日:2025年7月4日_記事番号:T00122680

台湾有事

《台湾有事》金門〜アモイ遠泳大会、陸委会が「統一戦略」認定

 離島の金門県から中国福建省アモイ市までの約7キロメートルを泳いで横断する中台交流イベント「金厦泳渡」が今月26日に開催される。今年で13回目。同イベントについて中国に関する政策を担当する大陸委員会(陸委会)の梁文傑・報道官は3日の記者会見で、アモイ市と福建省による「統戦」(台湾統一戦略)活動だと指摘し、開催許可を慎重に審査すると述べた。4日付旺報が報じた。

/date/2025/07/04/17china_2.jpg陸委会の梁・報道官は3日、中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)は今年に入って累計77回、1回当たり2時間前後、制限水域に侵入していると指摘した(3日=中央社)

 金厦泳渡は金門県とアモイ市が1年ごとに交代で主催しており、今年はアモイ市の主催となる。陸委会の梁・報道官は、中国側は昨年、金厦泳渡を(陸委会が中国による統一戦略のためのプラットフォームだと指摘する)中台の民間交流フォーラム「海峡論壇」の関連イベントに位置づけており、単なるスポーツイベントといえないとの認識を示した。

 また梁・報道官は、金厦泳渡では、中国から大量の選手や政府関係者、メディア関係者が金門を訪れ、ライブ配信や無人機(ドローン)による空撮を行うと指摘した。台湾の制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)内に中国人選手だけでなく、中国籍の船舶も多数進入するので、海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)による警戒が必要になるため、簡単に開催は許可できないと説明した。

 

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