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第41回 老新台菜(伊藤忠丸紅鋼鉄貿易 江原健一郎支店長)


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年4月16日_記事番号:T00049769

総経理のちょっといい店

第41回 老新台菜(伊藤忠丸紅鋼鉄貿易 江原健一郎支店長)

 今回は創作台湾料理の「老新台菜」をご紹介します。案内役は伊藤忠丸紅鋼鉄貿易の江原健一郎支店長です。


江原支店長(左)とマネージャーの薛舜迪さん(右)

 「老新台菜」はもともとは小さな店で営業していましたが、2011年に現在の場所に移り、最大300人が入れる大きなレストランになりました。

 オーナーの薛永波さんはかつては結婚式向けなどの料理を中心に腕を振るっていたキャリア30年のベテラン調理人です。台湾料理のレベルを上げて有名にしたいという思いから、さまざまな工夫を凝らしています。

メニューはコースのみ

 まず、メニューはありません。▽500台湾元▽600元▽800元▽1,000元──のコースのみで、それぞれ10品(デザート、フルーツ含む)。追加注文はできません。

 これにはオーナーのこだわりがあります。台湾料理は品数も多く、何を注文したらよいか悩みますよね。2〜3人の少人数の時には注文し過ぎて困ったなんて経験をお持ちの方も多いと思います。

 そこで、オーナーは台湾料理の欠点である注文の難しさを解消しようと、お薦め料理をコースにして提供することを決めました。中国語ができない外国人でも安心ですね。

 次に、同店では顧客管理をしており、毎回どんな料理を提供したかを記録し、前回とは違う料理を提供しています。もちろん、「以前食べた料理をもう1度食べたい」というリクエストにも応じています。

 肝心の料理ですが、日本料理の影響も受けており、一部薄味、しょうゆベースにしています。前後の料理のバランスを考え、お客に「飽きさせない」よう考えています。


スズキの切り身蒸し

 今回案内して頂いた江原支店長は、昨年5月に台湾人従業員から「普通の海鮮レストランや台湾料理とは違い、料理にも内装にもこだわったいい店がある」と紹介されて来店したそうです。店内は骨董品が置かれ、趣きがあるのに対し、料理は独創的でおいしく、何度か通うようになったそうです。

 今回は600元のコースをいただきました。

 サラダから始まり、ビーフンにスープ、魚、肉を使ったメーン料理などで、ボリュームがあります。台湾料理では魚が一匹丸々出てきて取り分けが大変!ということも多いですが、1人前ずつカットして提供しています。

お薦めはマグロギョーザ

 江原支店長のお薦めは「マグロギョーザ」です。マグロの風味とゴマのつけダレがよく合っていてさっぱりしているそうです。また、「処女ガニのガーリック炒め」は身がぎっしりと詰まって、かにみそが美味。「変わり串」は、直径5センチメートル、長さ20センチの丸太に穴を開け、それに串を挿した形で提供され、味だけでなく、見た目も凝っていて印象に残ったそうです。

 実は「老新台菜」の取材は、最初はお断りされていました。オーナーの息子さんでマネージャーの薛舜迪さんにお話をうかがったところ、たくさんの方が来られ、なじみのお客さまに迷惑がかかることを心配されたとのことで、お客さまを大事にするモットーがうかがえます。取材は趣旨を理解して頂いたことでOKとなりました。


「老新台菜」

 「老新台菜」はボリューム満点な料理にアンティークな内装が相まって、高級路線ではありませんが安っぽくなく、落ちついて食事ができます。

 ご家族やお友達、軽い接待などに最適です。ぜひ足を運んでみてください。

 くれぐれも予約はお忘れなく!

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

老新台菜 ※駐車スペースあり
住所:高雄市三民区九如二路227号
電話番号:07−313−3077
営業時間:11:30〜14:00、17:30〜22:00

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