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第36回 福客来中餐庁(台湾愛徳克・南利幸総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年12月18日_記事番号:T00047658

総経理のちょっといい店

第36回 福客来中餐庁(台湾愛徳克・南利幸総経理)

 初めまして。今回より久々に再開となった「総経理のちょっといい店」で、高雄や台南など南部を中心にご紹介をさせて頂きます大坪豊です。皆さん、よろしくお願い致します。初回は台湾愛徳克の南利幸総経理が、懐かしの筍干東坡肉(豚の角煮)と出会った高雄市三民区の台湾料理店「福客来中餐庁」をご紹介します。


南総経理(左)と店長の楊有義さん(右)

 福客来は1974年創業で40年近い歴史を持ち、高雄市内に3店を展開しています。味付けは本格的というよりは、家庭料理に近い親しみやすさがあります。価格帯は標準的、ボリューム的にはリーズナブルといったところ。野菜や肉は産地限定で直接買い付けており、鮮度、品質共に安心できます。

 南総経理は高雄に単身赴任で1年と数カ月、会社の従業員に勧められたのが「福客来」に来たきっかけでした。そして、筍干東坡肉(豚の角煮、240元)を一口食べてみてその味に驚きました。


豚の角煮の柔らかい食感がたまりません

「これはあの時の味…」

 今から30数年前、南総経理が社会人駆け出しの頃の忘年会の日、2次会が終わり酔っぱらって帰ろうと最寄りの駅に着いたとき、上司の事業部長とばったり出会い、「ちょっと行こうか」と名前も知らない小料理屋に連れて行ってもらったそうです。そこで最初に出て来たのが日本酒と豚の角煮でした。口に入れると軟らかくとろけるようで、何とも言えないおいしさでした。

 その後もいろいろなレストランで豚の角煮を注文しましたが、どこか違います。奥さんに作ってもらうものもおいしいのですが、やはりどこかが違うそうです。ところが「福客来」で出てきた豚の角煮がまさにその味ではありませんか。「福客来の東坡肉は日本の豚の角煮とは形も盛り方も少し違っていて、皮の付いた三枚肉の表面に切れ目が入れられ、皿に豪快に盛り付けられています。濃い目のしょうゆ味に程良い甘さがたまりません」と南総経理。


鶏肉の紹興酒蒸しも逸品です

 たまたま入った店で懐かしい味に出会えて、お世話になった上司の方などの思い出に浸ることができました。異郷の街、高雄で若い頃を懐かしく思い出しながらいつも頼んでいるそうです。年末年始の休みには大阪から家族が遊びに来る予定で、福客来で一緒に食事をすることを今から楽しみにしています。

(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)

福客来中餐庁
住所:高雄市三民区自由一路203号
電話番号:07−312−9926
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜21:00

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